焼け付くハイウェイを僕らは、札幌に向かってひた走った。
途中、さぴれたドライブインで昼食をとり、後は高速にのり一気に札幌へ向かった。
フォオオオオオーン!フォン!フォン!・・・・・・・・
『それじゃー!7時にサッポロビール苑で・・・・・・』と、僕らの言葉に
『うん!それじゃー・・・・・・・』と、重田とマキちゃんが笑顔で答える。
そして、
僕らは、札幌ICをあとにし、宿のある”小樽”へ向かったのだった。
『必ず、待ってるから・・・・・・』 ”必ず、待ってるから”
”・・・・待ってる・・・・”
という彼女たちの言葉が今もはっきり心に残ってる。
”こんなエンディングかよ!・・・くそーおー!!!!”
カンカンカン・・・ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・・・・
僕は、あたり所の無いくやしさから、いやおうなしに現実世界へと引き戻されていた。
・・・・僕は、まだ電車の中にいた・・・・
と、その時
”お疲れさまでした・・次は終点、札幌・札幌。おわすれ・・・・・”
と車中アナウンスが流れた。
みんなの矢のようなアイ・コンタクトが、飛び交う。
そして、札幌駅に到着した電車は、そのかたく閉ざされた扉を開いたのだった。
一番最初に飛び出したのは、望月だった。それに本間がつづく・・・・・
タッ!タッ!タッ!タッ!タッ!タッ!タッ・・・・・・・・・・・