太陽光発電の損益分岐点を10年程度に設定するには
現在は補助金が1KWにつき7万円、その工事費用が1KWで70万以下となっています。
ということは、最高でも1KW、63万円で設置が可能となります。
仮に３KWだと190万で設置が可能となります。

ではこれを１０年で回収するとなると、年間19万円の効果がないといけません。
普通に考えると、3KWで19万円はかなりハードルは高くて現実的には無理となります。
我が家ではどうだったのか...。
すでにエコキュートを設置してある条件で話を進めます。（電化上手の料金体系）
2世帯住宅で、親、子世帯とも台所があり電気料金もかなり多目です。
月平均2万で年間約24万です。

10年で回収をするとなると年間２４万のコストダウンを計ることが必要です。
つまり、買う電気と売る電気の料金が釣り合う必要があります。
以前は1KW/24円だと月に830KWの売り電がないと2万円になりません。
そうなると設置も8KW以上必要？
設置費用は500万以上で、当然無理です。

ただ、現在売り電が48円となり10年維持です。（2009年11月より)
そうなると月415KWの売り電があればよいことになります。
実際には単純な話にはならないので、シュミレーションが必要です。
今はメーカーでもシュミレーションが可能ですので、
私は京セラのシュミレーションを使用しました。

我が家の場合は月2万円程度の電気使用量の場合、
相殺するだけの発電設置は約5.6KW程度となりました。
場所や屋根の形状も考慮されるので、あくまでも我が家の場合です。

では5.6KWの設置を240万でできればよいことになります。
冒頭で述べた1KWを63万円で設置したら350万円となります。
この金額なら15年程度となります。（売り電が48円のままと仮定して)

10年で回収するには240万÷5.6KW=43万円/1KWとなります。
非常に厳しいことが分かります。
補助金を抜きで考えると業者からの見積もりで1KWで約50万円程度の見積もり金額でないと10年は厳しいこととなります。

我が家では6.15KW設置をしましたが、ほぼ我が家の意向にそった見積もりを出していただきました。
ただし、誰でも出していただける条件ではないのも事実だと思います。
モニター募集であったり、データの提供などある程度条件が合致した為と思っています。

業者さんのソルテックさんにはかなり頑張っていただいたと思っていますので感謝しています。
今後とも宜しくです。
長い目で付き合える業者さんに依頼をするのがよいと思います。

設置容量が多いと、それだけ余剰電力を作り出しやすいので、大きい設置の方が回収年数ははやめられると思います。

結論：1KW50万円を目標に業者さんといろいろやり取りをしてみましょう。
　　：できるだけ設置容量は増やした方が回収は早められます。